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長野県松本市波田にある建築設計事務所です。 住宅や、事務所などの設計・監理業務を行っています。
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 先日、施主工事で床材に蜜蝋を塗っていただきました。
その床材を大工さんに渡して、まず2階の床から張ってもらいました。
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階段室から居間を見る。

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床材                 1階寝室天井(2階床材裏側)

床板は長野県の南部、根羽村産の厚さ30㎜の杉無垢板です。
写真で黒く見えている部分は節ですが、節は生節と死節があります。
生節は問題ありませんが、死節は押すと抜けてしまい穴が空いた状態になってしまいます。
ですから加工時に死節は抜き取てしまいます。そしてその部分には杉の小枝を削ったものに
ボンドを付けて、穴に挿入し穴埋めをします。最後に余分な部分を削りとります。
大変手間のかかる作業を、森林組合の方が1枚ずつ丁寧に作業をされて製品にしています。
数年前、根羽村森林組合を訪れた時に見学させていただいたことを思い出します。

根羽村産の杉無垢床材は、
合板を基材として、数ミリの無垢板を貼った複合フローリングとは一味も二味も違った風合いがあります。
それは、杉材が持っている素材の素晴らしさを、
森林組合の方達の手作業で引き出しているからかもしれません。





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 先週、通り土間のある家の床材が現場に搬入されました。
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根羽村産の杉材で、厚さは30㎜です。
床のワックス塗りは、施主工事(施主のこだわり)だったので早速塗ってもらいました。
大工さんが床を張ってからでは、実の部分が塗れなくなるので施工前に塗ります。
ワックスは、蜜蝋ワックスです。
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1枚づつ丁寧に、蜜蝋が木材に浸み込むようにスポンジで塗り、
余分なワックスをウエスでふき取ります。
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ワックスを塗ると、木目が美しく浮き上がります。
塗り終わった床材は、屋内へ建て掛けて乾燥させ、大工さんの施工を待ちます。
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全てをプロに任せるのではなく、「自分で造れる処は自分で造りたい。」
これも、家づくりの面白さの一つではないでしょうか。
  通り土間のある家 基礎コンクリートの強度試験をおこないました。
コンクリートは、設計図書に強度や水セメント比を指定して記載してあります。
設計図書を元に、コンクリートのプラントで配合計画書を作成し、私の承認を得ます。
「配合計画書には、セメント・水そして骨材の量や、採取場所などが記載されており、
それらを混ぜ合わせた場合のコンクリートの強度が示されています。」
ちなみにコンクリートのプラントは、JISの認定工場でなければなりません。

コンクリート打設時にはミキサー車から荷降ろし時に、スランプや塩化物量、
空気量等の検査を行い、同時に強度試験用のテストピースを採取します。
コンクリート打設時では強度が発生していないので、この時点では、
あくまでも推定値でしかありません。その為に強度確認をします。
通常1週目、4週目でテストピースを破壊して、強度の確認を行います。
大抵は1週目で、指定強度以上の数値になります。
今回も1週目で指定強度以上になっていましたが、
確認の為打設後4週目の破壊検査を行いました。

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プラントの試験室。

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試験の様子。

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試験終了。

JISの認定工場で作られたコンクリートなので、指定強度が出ない事は無いと思いますが、
品質の確認という意味合いでは、毎回必要であると思います。
 本日、昨年の2月から設計を手掛けさせていただいた、
「安曇野に広がる家」の地鎮祭を執り行いました。
鬼門柱に神主さんが文字を書き
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鬼門柱を建てて
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祭壇を整え
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地鎮祭が始まりました。
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神主さんが祝詞を挙げて、神様に報告が終わると
まず設計者の私が、刈初めの儀を行います。
砂山に挿してある竹の小枝を刈り取ります。
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その後、クライアントが穿初めの儀を行い、砂山をくずします。
そして、玉串奉奠を参列者全員が行い、昇神の儀と続き地鎮祭が終了しました。

今日は、春の日差しが降り注ぎ、
爽やかな北風が吹いているとても気持ちの良い天候でした。
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竣工は、9月です。
















 毎週火曜日に、通り土間のある家の定例打合せを行っています。
今日は打合せ後、図面で指定した金物が正しく使われているか確認をしました。

建築基準法によって定められている風圧力や地震力を上回る様に、
筋違いや構造用合板を使い建物の耐力を確保します。
そして仕様に見合った金物を使用しています。

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筋違いプレートと、柱脚金物  ホールダウン金物

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外壁構造用合板の釘ピッチ   柱脚金物施工状況       筋違い金物施工状況

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桁に垂木を固定する金物の施工状況

また、屋根のルーフィングの施工状況の確認。
そして薪ストーブの煙突の確認をしました。
煙突は木材の炭化防止と、煙突内の結露防止のために、二層式のものを使います。
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今日はとても天気が良く、2階のリビングの大きな開口から見える
風景を撮ってみました。
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肉眼では見えていたのですが、残念ながら南アルプス?八ヶ岳?
は写っていませんでした。





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誕生日:
1966/05/09
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