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長野県松本市波田にある建築設計事務所です。 住宅や、事務所などの設計・監理業務を行っています。
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松本都市デザイン学習会で、
11月8日松本中心市街地の女鳥羽川幸橋のたもとで、
「女鳥羽川の心地よい水辺をつくる手すりデザインの実証実験 2020」
を行いました。

当日は朝から秋の日差しが心地よく女鳥羽川の水面もキアキラと輝き、
四柱神社の紅葉も鮮やかなお散歩日和でした。

実証実験は・・・
前日に女鳥羽川の手すりに木製カウンターを取り付け、
ちょっと休憩が出来るスペースを設けました。
実験当日、急遽手すりに取り付けたカウンターに直交する
追加のカウンター兼イスとスペースを覆う様にターフを掛け、
休憩スペースらしい設えとしました。


幸橋に置いたテーブルに座り眺めていると、
繩手で買ったであろうドリンクを飲むカップル、
食事を始めた親子連れ等々、繩手を歩く人がすぐに使いだしました。


まちなかに住む魅力はこれです!
私が住んでいる松本郊外ではちょっとお散歩して、
途中お気に入りのお店でコーヒーを買ってベンチに座って飲む。
なんてスペースは身近にありません。
(公園があってもするかな~)
コーヒーを買いに行くにもクルマ、
徒歩圏内では自動販売機、又はコンビニくらいしかありません。
まちなかに住んでればこそ出来る事!

この様なちょっとした仕掛けが
まちの魅力へとつながるのではないでしょうか。
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松本駅から波田地区の新島々駅を走る松本電鉄上高地線。
私が住んでいる波田地区三溝駅と新村駅の間に、
山並みの奥に見える乗鞍岳をバックに、
田園を走る上高地線が見れる場所があります。
実はこの場所、中部縦貫自動車道路の予定地です。
中部縦貫道は岐阜県高山市まで通す計画ですが、
今回実施されているのは長野道分岐点(塩尻北ICの松本寄り)
から波田(梓川沿いの扇子田公園)までと聞いています。
道路が出来れば便利になる、経済活動が活性化されるなどの
効果が期待されますが、小高い丘の様な道路が出来ると、
のどかな景観が損なわれてしまいます。
開発とのどかな景観、両立させることは難しいのかな…



平成27年度松本市景観シンポジウム・フォーラムが開催されます。
開催日:平成28年1月17日(日)
会場:松本市あがたの森文化会館 講堂
開場:12:00
開演:第一部 13:00~14:00
   平成27年度松本市景観賞表彰式・講評
   主旨:松本市景観賞は平成元年から始まり、今年で27回目を数える。
      景観に対する市民意識の高揚と、良好な景観の形成に向けた市民のま
      ちづくり活動の推進を図るため「平成27年度景観賞」を実施し表彰を行う。
      表彰対象 建築物・工作物、景観形成活動等

   第二部 14:30~17:00
   第30回松本市景観フォーラム
   主催 長野県建築士事務所協会松筑支部まちづくり委員会
   タイトル:『まちなか居住 天神界隈に住む-2』
           住みたい!と思へるまちへ
   ・基調講演『まちなか居住と生活景』
    講師 北原理雄氏 (千葉大学名誉教授)

   ・天神界隈の調査報告『工芸と天神界隈』 
    長野県建築士事務所協会松筑支部まちづくり委員会 委員長 野口大介

   ・パネルディスカッション 『工芸のまちとライフスタイル』
    パネラー
    北原理雄氏(千葉大学名誉教授)
    伊藤博敏氏(NPO法人 松本クラフト推進協会代表理事)
    大前敬文氏 IID 世田谷ものづくり学校(株式会社ものづくり学校)
    田中 恭子氏(ガラス工芸家)
    野口 大介(長野県建築士事務所協会松筑支部まちづくり委員会委員長)
    コーディネーター
    荒井 洋氏(建築家 長野県建築士事務所協会松筑支部まちづくり委員会委員)
    
    主旨 まちを構成しているのは、道路や建物そしてそこに集まる人です。
      様々な人が集まりそこで生活を営みながらその地域の気候風土などに
      より風俗文化・仕事・生活スタイルが育まれ、地域の特色のある
      まちの景観を醸し出しています。「まち」は連綿と続く人の営み
      により造られてきた。ですから「まち」の持続性はまちに人が住む事、
      すなわち「まちなか居住」が必要不可欠だと考えます。



毎年行われている、松本市建設部都市政策課、長野県建築士会松筑支部社会貢献委員会、長野県建築士事務所協会松筑支部まちづくり委員会合同のまちづくり視察。昨年は東京都新宿区神楽坂へ行きました。今年は東京都世田谷区池尻へ。2年続けて東京都となりました。
目的地はIID世田谷ものづくり学校。
2004年に廃校になった旧池尻中学校。
「産業の振興」「地域交流」「観光拠点化」を目指し
株式会社ものづくり学校がリノベーションをした施設です。




色々興味深いお話を、世田谷ものづくり学校の方からお聞きしました。
詳細は現在建築士事務所協会松筑支部まちづくり委員会の
委員会活動として行っている
「天神界隈 まちなか居住(工芸とまちを繋ぐ)」
のリポートでお伝えします。

せっかく東京都世田谷区池尻まで行くので、
ちょっと足を延ばして目黒区総合庁舎へ。
(松本を朝7時に出発すると、現地には11時ころに到着。
時間が中途半端なのとお昼ご飯の場所を確保すること。
そしてとても気になっている建築が今回の目的地の
すぐ近くにあるので、今回の視察ではまず目黒区総合庁舎へ行きました)
目黒区総合庁舎は、昭和41年(いまから49年前)に生命保険会社の本社ビルとして竣工。
設計は建築家、村野藤吾。
生命保険会社が経営破綻し、その後目黒区が2003年に庁舎として再生。



圧巻です。
「神は細部に宿る」この言葉を実践している建築です。

視察の最後は勢い余って目黒区美術館へ。
(当初池尻のまち歩きを計画していましたが、雨模様だったので
急遽予定を変更しました)
9月13日まで開催されている、村野藤吾の建築 -模型が語る豊饒な世界-
へ行きました。



模型展ですが、私は図面やスケッチばかり見ていました。
今年の建築展で、展示用のH型フレームを製作していただいた
天神(本庄2丁目)にある、ひらの屋折協さん。
昭和10年ころからこの地で創業をされていて、
現在も折箱の製造・販売を続けていらっしゃいます。
ひらの屋折協さんの在るこの界隈は江戸時代の地図を見ると城下町の外です。
地図には田の文字がいくつもあり、城下町から筑摩へ続く一本道が示されて
いるだけです。明治以降松本のまちが膨張するのに合わせて、
急速に発展したまちである事が解ります。
界隈を歩いてみると住宅・店舗・飲食店・会社や工場など
色々な用途の建物が混在していて、
昭和時代の面影が残る多様性があるまちです。

今回ちょっと考えていることがありまして、
社長さんにお願いをして工場内を少しだけ見学させていただきました。

建物の配置は、北側道路沿いに事務所棟があり
中庭を介して東・南・西側に工場棟の配置となっています。

中庭には井戸があり、西側の建物の脇には井戸からの水路が作られています。
とても良質な水だそうです。

工場内には板の厚さをそろえる機械や、
折箱を成形する機械等、所狭しと並べられています。
厚さ6㎜の杉などの板を、切れ目を入れて折って箱にする為には
機械だけでは出来ず、最後は職人さんの技で形や大きさを整えるそうです。

10年位前までは工場内で出る木くずを、ダクトを使って一か所に集め、
専用のボイラーで燃やし給湯などに使っていたそうです。
一番上の写真にそのボイラーの煙突が写っています。

普段何気なく歩いているまちなかに、昭和初期から操業を続け
職人の技が生き続けている工場がある。
工芸のまち、松本にとって貴重な存在ではないでしょうか。











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野口大介
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男性
誕生日:
1966/05/09
職業:
建築家
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