長野県松本市波田にある建築設計事務所です。
住宅や、事務所などの設計・監理業務を行っています。
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今年の建築展で、展示用のH型フレームを製作していただいた
天神(本庄2丁目)にある、ひらの屋折協さん。
昭和10年ころからこの地で創業をされていて、
現在も折箱の製造・販売を続けていらっしゃいます。
ひらの屋折協さんの在るこの界隈は江戸時代の地図を見ると城下町の外です。
地図には田の文字がいくつもあり、城下町から筑摩へ続く一本道が示されて
いるだけです。明治以降松本のまちが膨張するのに合わせて、
急速に発展したまちである事が解ります。
界隈を歩いてみると住宅・店舗・飲食店・会社や工場など
色々な用途の建物が混在していて、
昭和時代の面影が残る多様性があるまちです。
今回ちょっと考えていることがありまして、
社長さんにお願いをして工場内を少しだけ見学させていただきました。
建物の配置は、北側道路沿いに事務所棟があり
中庭を介して東・南・西側に工場棟の配置となっています。
中庭には井戸があり、西側の建物の脇には井戸からの水路が作られています。
とても良質な水だそうです。
工場内には板の厚さをそろえる機械や、
折箱を成形する機械等、所狭しと並べられています。
厚さ6㎜の杉などの板を、切れ目を入れて折って箱にする為には
機械だけでは出来ず、最後は職人さんの技で形や大きさを整えるそうです。
10年位前までは工場内で出る木くずを、ダクトを使って一か所に集め、
専用のボイラーで燃やし給湯などに使っていたそうです。
一番上の写真にそのボイラーの煙突が写っています。
普段何気なく歩いているまちなかに、昭和初期から操業を続け
職人の技が生き続けている工場がある。
工芸のまち、松本にとって貴重な存在ではないでしょうか。
天神(本庄2丁目)にある、ひらの屋折協さん。
昭和10年ころからこの地で創業をされていて、
現在も折箱の製造・販売を続けていらっしゃいます。
ひらの屋折協さんの在るこの界隈は江戸時代の地図を見ると城下町の外です。
地図には田の文字がいくつもあり、城下町から筑摩へ続く一本道が示されて
いるだけです。明治以降松本のまちが膨張するのに合わせて、
急速に発展したまちである事が解ります。
界隈を歩いてみると住宅・店舗・飲食店・会社や工場など
色々な用途の建物が混在していて、
昭和時代の面影が残る多様性があるまちです。
今回ちょっと考えていることがありまして、
社長さんにお願いをして工場内を少しだけ見学させていただきました。
建物の配置は、北側道路沿いに事務所棟があり
中庭を介して東・南・西側に工場棟の配置となっています。
中庭には井戸があり、西側の建物の脇には井戸からの水路が作られています。
とても良質な水だそうです。
工場内には板の厚さをそろえる機械や、
折箱を成形する機械等、所狭しと並べられています。
厚さ6㎜の杉などの板を、切れ目を入れて折って箱にする為には
機械だけでは出来ず、最後は職人さんの技で形や大きさを整えるそうです。
10年位前までは工場内で出る木くずを、ダクトを使って一か所に集め、
専用のボイラーで燃やし給湯などに使っていたそうです。
一番上の写真にそのボイラーの煙突が写っています。
普段何気なく歩いているまちなかに、昭和初期から操業を続け
職人の技が生き続けている工場がある。
工芸のまち、松本にとって貴重な存在ではないでしょうか。
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