長野県松本市波田にある建築設計事務所です。
住宅や、事務所などの設計・監理業務を行っています。
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2月8日日曜日 快晴の中『通り土間のある家』の地鎮祭を執り行いました。
昨年の5月、敷地の選定から携わらせていただき8ヶ月の設計期間を経てやっとここまでたどり着きました。
地鎮祭準備中 地鎮祭
敷地は松本中心市街地からクルマで10分程度、徒歩でも30分以内の分譲地です。
松本市内への通勤には便利な位置です。
敷地の特徴は・・・
東西18m、南北5.5m~9.5mと東西に細長い形状をしています。
北側18m全面と南側の一部が道路に接していますが、
南側道路は敷地地盤面より2.7m程度低い位置にあります。
南側隣地境界近くまで比較的背の高いアパートが近接して建っています。
幸い南側隣接敷地が2.7m程度低いので、アパートの存在感は半減していますが、
敷地の奥行きが少ないので当該敷地には大きく影響しています。
北側は、道路を挟んで鉄道の線路敷となっており、北西側から北東側は視界が開けています。
北アルプスの山々、特に情念岳が良く見えます。
東側には宅地開発で造られた児童公園があり、松本市内の奥に美ヶ原が望めます。
敷地東側から全体を見る。 北側から敷地南東側を見る。 北側から敷地南西側を見る。
南側道路から敷地を見る。
この敷地のプラス要素は、
①松本中心市街地から近い事。
②南側のアパートがある一部を除いて、今後視界を遮るものが出来ずらい事。
逆にマイナス要素は
③南側にアパートが近接して建っている。
④南北の奥行きが少ない。
⑤南側道路に接道しているが、2.7mの高低差がありアクセスできない。
⑥南側に擁壁があるので、擁壁の安息角を考慮して計画をしなければならない。
当然建築費に影響がある。
大まかな敷地の特徴は以上です。
これらの事柄を考慮しながら、クライアントと数回の打ち合わせをさせていただきました。
住宅に望む事。これからの生活等々・・・
打ち合わせを繰り返して、計画の概要が出来たところで、クライアントは土地の購入を決意されました。
基本設計・実施設計と進み見積依頼、金額調整をして、ようやく地鎮祭となりました。
この間、毎月2回程度の打ち合わせを繰り返し、一冊の設計図書が出来上がります。
計画時にも作りますが最終チェックの為に、スタディー模型を作ります。
スタディー模型
南側 東側 北東側
北側 西側
計画の主な概要
敷地南側のアパートを屋内から感じさせない事、また南側の開放的な部分を屋内に取り込めないか?
北側の山々を、絵画の様に眺められないか?
など敷地の要素(力)を積極的に取り入れることを目指して計画をしました。
敷地の形状から、8畳のグリットを東西方向に3つ連結させて、総2階建てとしました。
周辺の状況から、南東~北西軸を考えて、住宅の要素が軸に絡みながら形成されることを意識して
プランニングを行いました。
結果、2階には家族皆が集まる場所と、キッチン・洗面、洗濯、脱衣室及び浴室を設けました。
2階東側から南側にデッキを設ました。キッチンのサービスヤード、洗濯物干し場としています。
また家族の集まる場所が屋外へと伸びてゆく、半屋内空間としての役割も持たせています。
1階はさほど開放感を求めなくても良い部屋で構成されています。
2畳程度の土間を玄関としています。北側の道路から、住宅内部へアクセスし家の中央へ入ります。
南側の壁面には、裏口が設けてあり、直接屋外へと通り抜けられます。
玄関の土間を介して家の表から裏へと続きます。この住宅のタイトルの由来です。
また、土間には家全体を暖める薪ストーブを設置します。
階段部分に吹き抜けを沿わせて、薪ストーブの煙突が2階の天井まで伸びてゆきます。
施工していただくのは、松本の川窪建設㈱さんです。
これから約4ヶ月の工事期間に入ります。
現場での確認作業や、検査。また定例打ち合わせなど宜しくお願いいたします。
また、施工中の事故の無い様にお願いいたします。
昨年の5月、敷地の選定から携わらせていただき8ヶ月の設計期間を経てやっとここまでたどり着きました。
地鎮祭準備中 地鎮祭
敷地は松本中心市街地からクルマで10分程度、徒歩でも30分以内の分譲地です。
松本市内への通勤には便利な位置です。
敷地の特徴は・・・
東西18m、南北5.5m~9.5mと東西に細長い形状をしています。
北側18m全面と南側の一部が道路に接していますが、
南側道路は敷地地盤面より2.7m程度低い位置にあります。
南側隣地境界近くまで比較的背の高いアパートが近接して建っています。
幸い南側隣接敷地が2.7m程度低いので、アパートの存在感は半減していますが、
敷地の奥行きが少ないので当該敷地には大きく影響しています。
北側は、道路を挟んで鉄道の線路敷となっており、北西側から北東側は視界が開けています。
北アルプスの山々、特に情念岳が良く見えます。
東側には宅地開発で造られた児童公園があり、松本市内の奥に美ヶ原が望めます。
敷地東側から全体を見る。 北側から敷地南東側を見る。 北側から敷地南西側を見る。
南側道路から敷地を見る。
この敷地のプラス要素は、
①松本中心市街地から近い事。
②南側のアパートがある一部を除いて、今後視界を遮るものが出来ずらい事。
逆にマイナス要素は
③南側にアパートが近接して建っている。
④南北の奥行きが少ない。
⑤南側道路に接道しているが、2.7mの高低差がありアクセスできない。
⑥南側に擁壁があるので、擁壁の安息角を考慮して計画をしなければならない。
当然建築費に影響がある。
大まかな敷地の特徴は以上です。
これらの事柄を考慮しながら、クライアントと数回の打ち合わせをさせていただきました。
住宅に望む事。これからの生活等々・・・
打ち合わせを繰り返して、計画の概要が出来たところで、クライアントは土地の購入を決意されました。
基本設計・実施設計と進み見積依頼、金額調整をして、ようやく地鎮祭となりました。
この間、毎月2回程度の打ち合わせを繰り返し、一冊の設計図書が出来上がります。
計画時にも作りますが最終チェックの為に、スタディー模型を作ります。
スタディー模型
南側 東側 北東側
北側 西側
計画の主な概要
敷地南側のアパートを屋内から感じさせない事、また南側の開放的な部分を屋内に取り込めないか?
北側の山々を、絵画の様に眺められないか?
など敷地の要素(力)を積極的に取り入れることを目指して計画をしました。
敷地の形状から、8畳のグリットを東西方向に3つ連結させて、総2階建てとしました。
周辺の状況から、南東~北西軸を考えて、住宅の要素が軸に絡みながら形成されることを意識して
プランニングを行いました。
結果、2階には家族皆が集まる場所と、キッチン・洗面、洗濯、脱衣室及び浴室を設けました。
2階東側から南側にデッキを設ました。キッチンのサービスヤード、洗濯物干し場としています。
また家族の集まる場所が屋外へと伸びてゆく、半屋内空間としての役割も持たせています。
1階はさほど開放感を求めなくても良い部屋で構成されています。
2畳程度の土間を玄関としています。北側の道路から、住宅内部へアクセスし家の中央へ入ります。
南側の壁面には、裏口が設けてあり、直接屋外へと通り抜けられます。
玄関の土間を介して家の表から裏へと続きます。この住宅のタイトルの由来です。
また、土間には家全体を暖める薪ストーブを設置します。
階段部分に吹き抜けを沿わせて、薪ストーブの煙突が2階の天井まで伸びてゆきます。
施工していただくのは、松本の川窪建設㈱さんです。
これから約4ヶ月の工事期間に入ります。
現場での確認作業や、検査。また定例打ち合わせなど宜しくお願いいたします。
また、施工中の事故の無い様にお願いいたします。
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