長野県松本市波田にある建築設計事務所です。
住宅や、事務所などの設計・監理業務を行っています。
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昨年の12月から手がけさせていただいていた北穂高小屋のトイレ改築工事が終わりました。
北穂高小屋は、北アルプス北穂高岳山頂3,106mの直下にある山小屋です。
トイレ棟 東側
トイレ棟 入り口
トイレ棟屋根より槍ヶ岳を望む
カートリッジ式便層
山小屋のトイレの汚物処理方法はバイオトイレなどいくつかありますが、
北穂高小屋のトイレは、カートリッジ式の便層を採用しています。
便層がある程度溜まると、ヘリコプターで上高地まで降ろして専門業者さんによって処理されます。
この方式は、大変手間と維持費がかかると思いますが、自然環境の保護や衛生面、また山小屋の気象条件を考え、北穂高小屋のご主人は選択されました。
工事を請け負っていただいたのは、㈱滝澤工務店さんです。
㈱滝澤工務店さんは、数多く山小屋を施工されており、山小屋工事のスペシャリストです。
今回私は、初めて一から山小屋の仕事をさせていただきました。
設計段階や現場で山小屋工事の要点を色々と教えていただきました。
そして、北穂高小屋のご主人である小山さんにも、山小屋の事や登山について、お話いただきました。
普段の住宅設計・監理業務では経験できないことを経験させていただきました。
今後の設計・監理業務に活かして行ければと思います。
ありがとうございました。
奥穂高岳を望む
涸沢を望む
北穂高小屋は、北アルプス北穂高岳山頂3,106mの直下にある山小屋です。
トイレ棟 東側
トイレ棟 入り口
トイレ棟屋根より槍ヶ岳を望む
カートリッジ式便層
山小屋のトイレの汚物処理方法はバイオトイレなどいくつかありますが、
北穂高小屋のトイレは、カートリッジ式の便層を採用しています。
便層がある程度溜まると、ヘリコプターで上高地まで降ろして専門業者さんによって処理されます。
この方式は、大変手間と維持費がかかると思いますが、自然環境の保護や衛生面、また山小屋の気象条件を考え、北穂高小屋のご主人は選択されました。
工事を請け負っていただいたのは、㈱滝澤工務店さんです。
㈱滝澤工務店さんは、数多く山小屋を施工されており、山小屋工事のスペシャリストです。
今回私は、初めて一から山小屋の仕事をさせていただきました。
設計段階や現場で山小屋工事の要点を色々と教えていただきました。
そして、北穂高小屋のご主人である小山さんにも、山小屋の事や登山について、お話いただきました。
普段の住宅設計・監理業務では経験できないことを経験させていただきました。
今後の設計・監理業務に活かして行ければと思います。
ありがとうございました。
奥穂高岳を望む
涸沢を望む
先日、木曽福島まで行ったついでに、ちょっと足を延ばして妻籠宿へ行こうと云うことになり、
クルマを走らせていました。南木曽町に入ると大きな木製の吊橋が見えてきました。
通りすぎてしまったのですが、Uターンをして橋の近くの公園駐車場にクルマを止めました。
3本の石積の橋脚+RCに、木製トラスの吊橋です。
看板に橋の説明書きがありました。
橋の名前は『桃介橋』・国重要文化財・と書かれています。
大正12年大同電力(現在、関西電力)が、読書発電所を建設する為に資材運搬用の橋を架けた。
それが、桃介橋だそうです。
橋の名前の由来は、大同電力社長 福沢桃介 なんでしょうか。
資材運には、トロッコが使われていたそうで、軌道が一部残っていました。
木製の吊橋は、鉄やコンクリートの橋と異なり、とても優雅に見えます。
リズミカルな木製のトラス。どっしりと橋を支える石積の柱脚。
木曽の谷間に良く似合います。
ふと、北信地方で現在建設中の◎◎線高架を思い出しました。
経済、利便性優先の開発は、田園風景や古い町並みの風景を犠牲にしなければ
成り立たないのでしょうか?
構造の安全性や管理面で、難しい事もあるのでしょうが・・・
クルマを走らせていました。南木曽町に入ると大きな木製の吊橋が見えてきました。
通りすぎてしまったのですが、Uターンをして橋の近くの公園駐車場にクルマを止めました。
3本の石積の橋脚+RCに、木製トラスの吊橋です。
看板に橋の説明書きがありました。
橋の名前は『桃介橋』・国重要文化財・と書かれています。
大正12年大同電力(現在、関西電力)が、読書発電所を建設する為に資材運搬用の橋を架けた。
それが、桃介橋だそうです。
橋の名前の由来は、大同電力社長 福沢桃介 なんでしょうか。
資材運には、トロッコが使われていたそうで、軌道が一部残っていました。
木製の吊橋は、鉄やコンクリートの橋と異なり、とても優雅に見えます。
リズミカルな木製のトラス。どっしりと橋を支える石積の柱脚。
木曽の谷間に良く似合います。
ふと、北信地方で現在建設中の◎◎線高架を思い出しました。
経済、利便性優先の開発は、田園風景や古い町並みの風景を犠牲にしなければ
成り立たないのでしょうか?
構造の安全性や管理面で、難しい事もあるのでしょうが・・・
気持ちのいい室内空間をつくる方法として、大きな開口部を設けて屋外を取り込む方法があります。
大きな開口部は、屋外と屋内を繋ぐ有効な手段です。
積極的に繋ぐと、当然屋内外で色々なものの出入りが安易になります。
真夏の太陽光もその内の一つです。
冬は、積極的に屋内へ太陽光を取り入れたいのですが、
真夏の太陽の光は遮蔽しないと、室内は熱くて居られません。
屋根や庇を大きく出す事により、上からの太陽光は遮る事が出来ますが、
午後になり太陽が西に傾いてくると、西日が室内に容赦なく差し込んできます。
開口部のガラスに熱線反射シートなどを貼る。
暴力的にエアコンの噴き出し口を開口部に当てる。
大きな落葉樹を植える。
などの方法もありますが、私はこれが好きです。
簾です。
簾を開口部に掛けると、当然屋内側に日影が出来ます。
すると屋内側と屋外側で微妙な温度差が出来ます。
微かですが空気の流れが発生し、簾がほんの少し揺れだします。
強烈な太陽光は揺れる簾に遮られ細かな光となり、屋内に散りばめられます。
上の写真のテーブル面には、散りばめられた光と影の競演が見られます。
この光と影が微かに動く!
まるで木漏れ日の下に居る様で、感覚的にもとても涼しげです。
私の住む松本平は、この時期気温は高く成りますが、湿度は低い。
ですから日向は熱いですが、日影はひんやりと涼しいのです。
せっかくこの地に住んでいるのだから、この気候風土を上手く利用し、
少しでも化石燃料を使わない、夏の住まいとしたいものです。
大きな開口部は、屋外と屋内を繋ぐ有効な手段です。
積極的に繋ぐと、当然屋内外で色々なものの出入りが安易になります。
真夏の太陽光もその内の一つです。
冬は、積極的に屋内へ太陽光を取り入れたいのですが、
真夏の太陽の光は遮蔽しないと、室内は熱くて居られません。
屋根や庇を大きく出す事により、上からの太陽光は遮る事が出来ますが、
午後になり太陽が西に傾いてくると、西日が室内に容赦なく差し込んできます。
開口部のガラスに熱線反射シートなどを貼る。
暴力的にエアコンの噴き出し口を開口部に当てる。
大きな落葉樹を植える。
などの方法もありますが、私はこれが好きです。
簾です。
簾を開口部に掛けると、当然屋内側に日影が出来ます。
すると屋内側と屋外側で微妙な温度差が出来ます。
微かですが空気の流れが発生し、簾がほんの少し揺れだします。
強烈な太陽光は揺れる簾に遮られ細かな光となり、屋内に散りばめられます。
上の写真のテーブル面には、散りばめられた光と影の競演が見られます。
この光と影が微かに動く!
まるで木漏れ日の下に居る様で、感覚的にもとても涼しげです。
私の住む松本平は、この時期気温は高く成りますが、湿度は低い。
ですから日向は熱いですが、日影はひんやりと涼しいのです。
せっかくこの地に住んでいるのだから、この気候風土を上手く利用し、
少しでも化石燃料を使わない、夏の住まいとしたいものです。
第二回松本安曇野住宅建築展、7月18日から21日の4日間開催いたしまして、
期間中約600人の方にご覧いただく事ができました。
今回私の展示は、普段どの様にして住宅空間を創造してゆくか、
その過程を見ていただければと思い展示させていただきました。
しかしながら、展示が少々ごちゃごちゃとしてしまい、何をメインに伝えたいのかが、
わかりずらくなってしまいました。
考えていることを、解りやすく伝える。
私以外の出展者の展示を見て、プレゼンの方法も大切だと改めて思いました。
次回もぜひ参加させていただける様、日々努力し設計活動を続けます。
最後に、今回展示をするためにクライアントの方、その他大勢の方にご協力いただきました。
ありがとうございました。
野口 大介
期間中約600人の方にご覧いただく事ができました。
今回私の展示は、普段どの様にして住宅空間を創造してゆくか、
その過程を見ていただければと思い展示させていただきました。
しかしながら、展示が少々ごちゃごちゃとしてしまい、何をメインに伝えたいのかが、
わかりずらくなってしまいました。
考えていることを、解りやすく伝える。
私以外の出展者の展示を見て、プレゼンの方法も大切だと改めて思いました。
次回もぜひ参加させていただける様、日々努力し設計活動を続けます。
最後に、今回展示をするためにクライアントの方、その他大勢の方にご協力いただきました。
ありがとうございました。
野口 大介