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長野県松本市波田にある建築設計事務所です。 住宅や、事務所などの設計・監理業務を行っています。
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2010年に私の現在住んでいる波田町は、松本市に合併をしました。
新たな行政に移行して4年が経過し、合併当初の混乱から
落ち着きを取り戻した感があります。
波田地区のまちづくりは、合併2年後の平成24年12月に
波田まちづくり協議会が発足し、活動を続けて来たそうです。
今回24区町会の長を仰せつかったのもありまして
初めてまちづくり協議会のワークショップに参加しました。

参加者は少な目でしたが4つのテーブルに分かれ、
ファシリテーターから
「波田地区の好きなところ、良いと思われるところ
を書き出してください。」の問いかけに各々ポストイット
に書き、模造紙に貼り付けてグループ分けをしました。
書き出された事柄は
スイカ、リンゴ、モモなどの農産物
水、空気(風)、山、川などの自然環境
上高地線、上高地の玄関口などの立地と公共交通
波田小学校、波田中学校、梓川高校と教育機関が揃っている
等々ありました。
次にファシリテェーターから
「良い又は好きなところを、次の世代へ繋げ守っていく為には
何をしていかなければならないか?を各テーブルで話し合い、
最後に発表をしてください」と次の指示がでました。
私達のテーブルでは、良いところに
「スイカ農家に若い世代が従事するようになってきた」
との意見もあり、この事から次の世代に繋ぐには、
よいところを子供達に伝え、進学などで都会へ行っても
また戻ってきたい。その様に思ってもらうことが必要ではないか。
との答えにたどり着きました。しかし帰ってきたいと思っても
現実は仕事が無い、収入が少ない、結婚相手がなかなか見つからない。
などの問題がある。それを解決しなければ、いくら帰りたいと
思っても帰ってこれない。地方都市の最大の問題に直面して
時間となってしまいました。
今の制度では、波田地区の様な地域はどんどん衰退していく
のは目に見えています。地区の特徴を活かし、新たな枠組み
(社会制度)を造り出す。そのぐらいしていかなければ
どうにもならないのではないかと。
そんなことを考えさせられる、まちづくりワークショップでした。



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第28回を数える松本市景観フォーラム。
今回は昨年同様松本市あがたの森文化会館講堂で、2月1日(土)に開催されました。

第一部 松本市景観賞表彰式・講評終了後、
第二部松本市景観フォーラムを開催しました。
 フォーラム最初のプログラムは芝浦工業大学の志村秀明先生によるタイトル「生活景から見えてくる天神界隈」の基調講演です。景観と生活景の考え方から始まり、生活景の考えを取り入れたまちづくりの実例の紹介。そして昨年12月に松本に御出でいただき天神界隈等をまち歩きした時のお話しなど内容豊富で、わかりやすく生活景をご説明いただきました。
 次に私共まちづくり委員会の研究発表。
天神界隈の調査、長沢川の改修計画を発表しました。
 最後に、信州大学人文学部芸術コミュニケーション分野金井先生にコーディネーターを務めていただき、パネラーに志村先生、松本市次世代交通を手掛けていらっしゃる望月真一先生、地元対象地域近くに在住の当委員会副委員長の茅野芽九六さん3名による「まちなかの居住環境」をテーマにパネルディスカッションを行いました。
まちなか居住環境のこれからの方向性を生活景、公共交通環境、地元住民の感じている事等で探っていただきました。50分という短い時間ではありましたが、金井先生のコーディネート力でディスカッションだけでなく、3時間のフォーラム全体を纏めていただきました。
 今回のフォーラムでは150用意した資料では足りず、また客席もほぼ埋まり今回の聴講者延べ人数は約190人とここ数年のフォーラムでは一番多く、まちなか居住に関心がある事がうかがえます。

 最後に、今回「まちなか居住」天神界隈に住むと言うタイトルを掲げフォーラムに向けてまち歩き等を行ってきました。私自身手探りの状態で委員会活動を進めて来て、特に提案内容は当初空き家等を利用して集合住宅の提案を考えていましたが、今回の講師志村先生とまち歩きやお話しをさせていただき、また9月に富山県高岡市へ視察に行き『単に器を準備するだけでは「まちなか居住」には繋がらない。もっと根本的な事を考えて行かなければならない。』その事に気づき、対象地を流れる【長沢川を再び身近な存在に戻す】ことでまちなか居住の生活環境の改善。それは人々の出会いや繋がり、そしてまちの歴史的文脈を次世代へ伝えることが本来のまちの賑わいである。それが生活景を育むこととだ考え、提案を変更しました。
 発表前日の夜まで作業をしていましたが、最後まで不平不満を口にせず力を貸していただいたまちづくり委員会のメンバーには大変感謝しております。ありがとうございました。



平成25年度松本市景観シンポジウムが開催されます。
◆日時:平成26年2月1日(土)
    開場 12:00
    開演 13:00~17:00
◆会場:松本市あがたの森文化会館 講堂
   (入場無料)

◆プログラム
 13:00~14:00
 第一部 平成25年度松本市景観賞表彰式
     (松本市主催)

 14:15~17:00
 第二部 松本市景観フォーラム
     (長野県建築士事務所協会松筑支部主催)
 タイトル まちなか居住 (天神界隈の居住環境を考える)

 1 基調講演 「生活景から見えてくる天神界隈」
   講師   志村秀明氏(芝浦工業大学工学部建築学科教授)
 
 2 研究報告  天神界隈の調査・住環境の提案
   長野県建築士事務所協会松筑支部 まちづくり委員会

 3 パネルディスカッション
   パネラー
   志村秀明氏  芝浦工業大学工学部建築学科教授
 
   望月真一氏  ㈱アトリエU.D.I都市設計研究所 代表取締役
           カ ー フリー デ ー ジ ャ パ ン 代 表

   茅野六九氏  長野県建築士事務所協会松筑支部まちづくり委員会副委員長
          埋橋在住

   コーディネーター
   金井 直氏  信州大学人文学部芸術コミュニケーション分野准教授




□景観フォーラム主旨
 今までのまちづくりは、どちらかと言えば商業・観光にスポットを当て行な
われてきました。その結果、松本を訪れる観光客が増加するなど観光都市とし
ては、一応の成果が上がっています。しかしまちなかは一部を除いて元気があ
りません。空き家や空地が目立ってきており、最近の新聞報道では、ある町会
では今まで例大祭に酒神輿を奉納していたが、担い手不足で今年度が最後。
などの淋しい記事がありました。松本も他の地方都市同様、
居住人口の減少・超少子高齢化が進んでいます。

 まちは人の営みが連綿と続き蓄積されて今のまちがあると捉えれば、まちは
そこに住む人々の日常が支え、まちの景観を醸し出していてこそ真の姿ではな
いかと考えます。まちなか居住人口が減少し続けている今、まちを持続させて
いく為には、そして本当の意味での賑わいのあるまちを作ってゆくには、
まちなか居住にスポットを当てたまちづくりが必要ではないでしょうか。

   

『片倉工業株式会社松本社有地の再開発を考えるシンポジウム』
開催のおしらせ
日時:2013年6月10日(月) 18:30~20:30
会場:長野県松本勤労者福祉センター 1F大会議室




平成24年度松本市景観シンポジウムが開催されます。

◎日時  平成25年2月3日(日)13:00~16:00(開場 12:00)
◎場所  あがたの森文化会館  講堂   松本市県3-1-1   0263-32-1812
〇1部 13:00~14:00 平成24年度景観賞表彰式(松本市主催)
〇2部 14:10~16:00 第27回景観フォーラム(長野県建築士会松筑支部主催)
 ・挨拶 14:10 建築士会松筑支部 保高支部長
 ・発表 14:15 「空き家を使ってまちをつなぐ ~安原界隈~」
 ・講演 14:30 「まちづくりにおける町家の再生活用」 
     講師 楢村 徹 氏 (倉敷建築工房・楢村徹設計室)
 ・質疑応答 15:50
 ・挨拶 16:00 建築士事務所協会松筑支部 伊藤支部長



 第2部では昨年11月に開催した「城のまち 暮らしつなげるプロジェクト まちなかの空き家にくらすこと・・・」で紹介させていただいた松本市安原町界隈を題材に、空き家を使いまちをつなぐ事についてより具体的に提案発表します。
皆様どうぞお越しください。
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誕生日:
1966/05/09
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