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長野県松本市波田にある建築設計事務所です。 住宅や、事務所などの設計・監理業務を行っています。
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平成27年度松本市景観シンポジウム・フォーラムが開催されます。
開催日:平成28年1月17日(日)
会場:松本市あがたの森文化会館 講堂
開場:12:00
開演:第一部 13:00~14:00
   平成27年度松本市景観賞表彰式・講評
   主旨:松本市景観賞は平成元年から始まり、今年で27回目を数える。
      景観に対する市民意識の高揚と、良好な景観の形成に向けた市民のま
      ちづくり活動の推進を図るため「平成27年度景観賞」を実施し表彰を行う。
      表彰対象 建築物・工作物、景観形成活動等

   第二部 14:30~17:00
   第30回松本市景観フォーラム
   主催 長野県建築士事務所協会松筑支部まちづくり委員会
   タイトル:『まちなか居住 天神界隈に住む-2』
           住みたい!と思へるまちへ
   ・基調講演『まちなか居住と生活景』
    講師 北原理雄氏 (千葉大学名誉教授)

   ・天神界隈の調査報告『工芸と天神界隈』 
    長野県建築士事務所協会松筑支部まちづくり委員会 委員長 野口大介

   ・パネルディスカッション 『工芸のまちとライフスタイル』
    パネラー
    北原理雄氏(千葉大学名誉教授)
    伊藤博敏氏(NPO法人 松本クラフト推進協会代表理事)
    大前敬文氏 IID 世田谷ものづくり学校(株式会社ものづくり学校)
    田中 恭子氏(ガラス工芸家)
    野口 大介(長野県建築士事務所協会松筑支部まちづくり委員会委員長)
    コーディネーター
    荒井 洋氏(建築家 長野県建築士事務所協会松筑支部まちづくり委員会委員)
    
    主旨 まちを構成しているのは、道路や建物そしてそこに集まる人です。
      様々な人が集まりそこで生活を営みながらその地域の気候風土などに
      より風俗文化・仕事・生活スタイルが育まれ、地域の特色のある
      まちの景観を醸し出しています。「まち」は連綿と続く人の営み
      により造られてきた。ですから「まち」の持続性はまちに人が住む事、
      すなわち「まちなか居住」が必要不可欠だと考えます。



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毎年行われている、松本市建設部都市政策課、長野県建築士会松筑支部社会貢献委員会、長野県建築士事務所協会松筑支部まちづくり委員会合同のまちづくり視察。昨年は東京都新宿区神楽坂へ行きました。今年は東京都世田谷区池尻へ。2年続けて東京都となりました。
目的地はIID世田谷ものづくり学校。
2004年に廃校になった旧池尻中学校。
「産業の振興」「地域交流」「観光拠点化」を目指し
株式会社ものづくり学校がリノベーションをした施設です。




色々興味深いお話を、世田谷ものづくり学校の方からお聞きしました。
詳細は現在建築士事務所協会松筑支部まちづくり委員会の
委員会活動として行っている
「天神界隈 まちなか居住(工芸とまちを繋ぐ)」
のリポートでお伝えします。

せっかく東京都世田谷区池尻まで行くので、
ちょっと足を延ばして目黒区総合庁舎へ。
(松本を朝7時に出発すると、現地には11時ころに到着。
時間が中途半端なのとお昼ご飯の場所を確保すること。
そしてとても気になっている建築が今回の目的地の
すぐ近くにあるので、今回の視察ではまず目黒区総合庁舎へ行きました)
目黒区総合庁舎は、昭和41年(いまから49年前)に生命保険会社の本社ビルとして竣工。
設計は建築家、村野藤吾。
生命保険会社が経営破綻し、その後目黒区が2003年に庁舎として再生。



圧巻です。
「神は細部に宿る」この言葉を実践している建築です。

視察の最後は勢い余って目黒区美術館へ。
(当初池尻のまち歩きを計画していましたが、雨模様だったので
急遽予定を変更しました)
9月13日まで開催されている、村野藤吾の建築 -模型が語る豊饒な世界-
へ行きました。



模型展ですが、私は図面やスケッチばかり見ていました。
今年の建築展で、展示用のH型フレームを製作していただいた
天神(本庄2丁目)にある、ひらの屋折協さん。
昭和10年ころからこの地で創業をされていて、
現在も折箱の製造・販売を続けていらっしゃいます。
ひらの屋折協さんの在るこの界隈は江戸時代の地図を見ると城下町の外です。
地図には田の文字がいくつもあり、城下町から筑摩へ続く一本道が示されて
いるだけです。明治以降松本のまちが膨張するのに合わせて、
急速に発展したまちである事が解ります。
界隈を歩いてみると住宅・店舗・飲食店・会社や工場など
色々な用途の建物が混在していて、
昭和時代の面影が残る多様性があるまちです。

今回ちょっと考えていることがありまして、
社長さんにお願いをして工場内を少しだけ見学させていただきました。

建物の配置は、北側道路沿いに事務所棟があり
中庭を介して東・南・西側に工場棟の配置となっています。

中庭には井戸があり、西側の建物の脇には井戸からの水路が作られています。
とても良質な水だそうです。

工場内には板の厚さをそろえる機械や、
折箱を成形する機械等、所狭しと並べられています。
厚さ6㎜の杉などの板を、切れ目を入れて折って箱にする為には
機械だけでは出来ず、最後は職人さんの技で形や大きさを整えるそうです。

10年位前までは工場内で出る木くずを、ダクトを使って一か所に集め、
専用のボイラーで燃やし給湯などに使っていたそうです。
一番上の写真にそのボイラーの煙突が写っています。

普段何気なく歩いているまちなかに、昭和初期から操業を続け
職人の技が生き続けている工場がある。
工芸のまち、松本にとって貴重な存在ではないでしょうか。











2010年に私の現在住んでいる波田町は、松本市に合併をしました。
新たな行政に移行して4年が経過し、合併当初の混乱から
落ち着きを取り戻した感があります。
波田地区のまちづくりは、合併2年後の平成24年12月に
波田まちづくり協議会が発足し、活動を続けて来たそうです。
今回24区町会の長を仰せつかったのもありまして
初めてまちづくり協議会のワークショップに参加しました。

参加者は少な目でしたが4つのテーブルに分かれ、
ファシリテーターから
「波田地区の好きなところ、良いと思われるところ
を書き出してください。」の問いかけに各々ポストイット
に書き、模造紙に貼り付けてグループ分けをしました。
書き出された事柄は
スイカ、リンゴ、モモなどの農産物
水、空気(風)、山、川などの自然環境
上高地線、上高地の玄関口などの立地と公共交通
波田小学校、波田中学校、梓川高校と教育機関が揃っている
等々ありました。
次にファシリテェーターから
「良い又は好きなところを、次の世代へ繋げ守っていく為には
何をしていかなければならないか?を各テーブルで話し合い、
最後に発表をしてください」と次の指示がでました。
私達のテーブルでは、良いところに
「スイカ農家に若い世代が従事するようになってきた」
との意見もあり、この事から次の世代に繋ぐには、
よいところを子供達に伝え、進学などで都会へ行っても
また戻ってきたい。その様に思ってもらうことが必要ではないか。
との答えにたどり着きました。しかし帰ってきたいと思っても
現実は仕事が無い、収入が少ない、結婚相手がなかなか見つからない。
などの問題がある。それを解決しなければ、いくら帰りたいと
思っても帰ってこれない。地方都市の最大の問題に直面して
時間となってしまいました。
今の制度では、波田地区の様な地域はどんどん衰退していく
のは目に見えています。地区の特徴を活かし、新たな枠組み
(社会制度)を造り出す。そのぐらいしていかなければ
どうにもならないのではないかと。
そんなことを考えさせられる、まちづくりワークショップでした。



第28回を数える松本市景観フォーラム。
今回は昨年同様松本市あがたの森文化会館講堂で、2月1日(土)に開催されました。

第一部 松本市景観賞表彰式・講評終了後、
第二部松本市景観フォーラムを開催しました。
 フォーラム最初のプログラムは芝浦工業大学の志村秀明先生によるタイトル「生活景から見えてくる天神界隈」の基調講演です。景観と生活景の考え方から始まり、生活景の考えを取り入れたまちづくりの実例の紹介。そして昨年12月に松本に御出でいただき天神界隈等をまち歩きした時のお話しなど内容豊富で、わかりやすく生活景をご説明いただきました。
 次に私共まちづくり委員会の研究発表。
天神界隈の調査、長沢川の改修計画を発表しました。
 最後に、信州大学人文学部芸術コミュニケーション分野金井先生にコーディネーターを務めていただき、パネラーに志村先生、松本市次世代交通を手掛けていらっしゃる望月真一先生、地元対象地域近くに在住の当委員会副委員長の茅野芽九六さん3名による「まちなかの居住環境」をテーマにパネルディスカッションを行いました。
まちなか居住環境のこれからの方向性を生活景、公共交通環境、地元住民の感じている事等で探っていただきました。50分という短い時間ではありましたが、金井先生のコーディネート力でディスカッションだけでなく、3時間のフォーラム全体を纏めていただきました。
 今回のフォーラムでは150用意した資料では足りず、また客席もほぼ埋まり今回の聴講者延べ人数は約190人とここ数年のフォーラムでは一番多く、まちなか居住に関心がある事がうかがえます。

 最後に、今回「まちなか居住」天神界隈に住むと言うタイトルを掲げフォーラムに向けてまち歩き等を行ってきました。私自身手探りの状態で委員会活動を進めて来て、特に提案内容は当初空き家等を利用して集合住宅の提案を考えていましたが、今回の講師志村先生とまち歩きやお話しをさせていただき、また9月に富山県高岡市へ視察に行き『単に器を準備するだけでは「まちなか居住」には繋がらない。もっと根本的な事を考えて行かなければならない。』その事に気づき、対象地を流れる【長沢川を再び身近な存在に戻す】ことでまちなか居住の生活環境の改善。それは人々の出会いや繋がり、そしてまちの歴史的文脈を次世代へ伝えることが本来のまちの賑わいである。それが生活景を育むこととだ考え、提案を変更しました。
 発表前日の夜まで作業をしていましたが、最後まで不平不満を口にせず力を貸していただいたまちづくり委員会のメンバーには大変感謝しております。ありがとうございました。



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プロフィール
HN:
野口大介
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1966/05/09
職業:
建築家
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