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長野県松本市波田にある建築設計事務所です。 住宅や、事務所などの設計・監理業務を行っています。
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 3月28日土曜日
松本市美術館・JIA長野県クラブ共催の建築見学バスツアーに参加して来ました。
参加者は、一般の方25名 美術館の方1名 JIA長野県クラブからは私ともう一名の総勢28名です。
バスは8時45分に美術館を出発し、最初の見学場所M邸へ。

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M邸は、建築家 中村好文氏の設計です。
なだらかな斜面に工房と住宅そしてデッキで構成されています。
住宅と工房はとても小さいのですが、建築家中村好文氏のアイディアがギュとつまっていて、
とてもワクワクしながら時間を忘れて見学させてもらいました。
個人のお宅なので室内の撮影やスケッチが出来ず残念でしたが、家具の作りや開口部の作り方など
とても勉強になりました。


次に訪れたのは、窪田空穂記念館と空穂の生家です。
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記念館は建築家 柳沢孝彦氏の設計です。
記念館は道路を挟んで生家と向き合う様に建てられていて、記念館の2階から生家を望むと、
記念館と生家の屋根の棟の軸線が一致していることがわかります。
そして延長に北アルプスのすばらしい山並みが展開されます。
生家は明治8年に建てられた松本地方によく見られる本棟創りの民家で、
障子を通過する光が室内をやさしく照らしていました。

昼食後、バスは安曇野へ
ハーモニックドライブシステムの敷地にある飯田館に向かいました。
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設計は、建築家 槙文彦氏です。
社員の感性を高める為に造られた飯田館。現在は一般に公開されています。
一般的に美術館の展示スペースは自然光を遮断してしまうのですが、この美術館は開口部を積極的にとっています。壁一面の開口に広がる安曇野の風景。天井のスリットから落ちてくる光。
展示されている作品と建築が、訪れる人の感性を豊かにしてくれる。そんな美術館ではないでしょうか。


この後、ちょっとしたアクシデントがあり、当初予定になかった安曇野ちひろ美術館へ。
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安曇野ちひろ美術館は建築家 内藤廣氏の設計です。
バスを降りると北アルプスの山を背に、山並と響き合うような連続する切妻屋根を見ることが出来ます。
自然と対話しながら、景観の一部として存在する建築・・・。そんな印象を受けました。

駈足の建築見学ツアーでしたが、とても充実した一日を過ごす事ができました。






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野口大介
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男性
誕生日:
1966/05/09
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建築家
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