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長野県松本市波田にある建築設計事務所です。 住宅や、事務所などの設計・監理業務を行っています。
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 長野県建築士会松筑支部社会貢献委員会で東京の代官山ヒルサイドテラスへ視察に行きました。

代官山ヒルサイドテラスは、昭和41年から計画がスタートし30年という時間をかけて、建築家槇 文彦氏が設計された低層の店舗・集合住宅郡です。

 

案内をしてくださったのは、槇事務所に勤めていらした、

建築家の元倉氏(スタジオ建築計画:ヒルサイドアネックスの設計を手がけられています)。

そしてヒルサイドテラスのオーナーの朝倉氏です。

 ヒルサイドテラスの誕生から現在に至るまでの経緯、建築と都市をどの様に捉え空間構成をしているかなど、大変貴重なお話をお聞かせいただきました。





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旧朝倉家住宅(重要文化財)

 
代官山ヒルサイドテラスに隣接する旧朝倉家住宅は、大正8年に渋谷区議会議長を歴任された朝倉虎治郎氏によってたてられました。代官山ヒルサイドテラスのモダニズム建築とは対象的な大正ロマンの趣がある木造建築です。

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昨年の12月から手がけさせていただいていた北穂高小屋のトイレ改築工事が終わりました。
北穂高小屋は、北アルプス北穂高岳山頂3,106mの直下にある山小屋です。

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トイレ棟 東側

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トイレ棟 入り口
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トイレ棟屋根より槍ヶ岳を望む

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カートリッジ式便層

山小屋のトイレの汚物処理方法はバイオトイレなどいくつかありますが、
北穂高小屋のトイレは、カートリッジ式の便層を採用しています。
便層がある程度溜まると、ヘリコプターで上高地まで降ろして専門業者さんによって処理されます。
この方式は、大変手間と維持費がかかると思いますが、自然環境の保護や衛生面、また山小屋の気象条件を考え、北穂高小屋のご主人は選択されました。

工事を請け負っていただいたのは、㈱滝澤工務店さんです。
㈱滝澤工務店さんは、数多く山小屋を施工されており、山小屋工事のスペシャリストです。
今回私は、初めて一から山小屋の仕事をさせていただきました。
設計段階や現場で山小屋工事の要点を色々と教えていただきました。

そして、北穂高小屋のご主人である小山さんにも、山小屋の事や登山について、お話いただきました。
普段の住宅設計・監理業務では経験できないことを経験させていただきました。
今後の設計・監理業務に活かして行ければと思います。
ありがとうございました。

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奥穂高岳を望む

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涸沢を望む






 昨年の11月に着工しました、松本市のK邸がこのほど完成し、
本日引き渡しが行われました。
この住宅は、土間(玄関)が家族室まで入り込み、そこに薪ストーブが置かれています。

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また、家の中心に階段が配置され、上下階を繋ぐ吹き抜け空間となっています。

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吹き抜けを設けることで、薪ストーブ1台で家全体の暖房が出来る様、空間構成を試みました。

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来期の冬、本格的に薪ストーブが活躍するのが楽しみです。



 設計のお話をいただいてから、長い間お付き合いいただいたKさん。
ようやく、住宅の完成となりました。
これからも末永く住宅共々お付き合いいただけますよう、宜しくお願いします。

 今日は、朝から「両島の家」の上棟検査の立会いへ行きました。
長野県では「信州ふるさと住まいの助成金」という制度がありまして、本日の検査の立会いはその為です。
制度の条件は、
木材使用量の50%以上を、長野県産の木材を使用すること。
また、高耐久、省エネ、バリアフリーなどの一定の条件をクリアーしている事が必要です。
詳しくは県のホームページをご覧ください。

 県地方事務所の方に現場にお越しいただいて、検査を行っていただきました。
県産材の確認は、出荷証明書を提出しました。(県の認定工場の出荷証明書)
また、今でしか確認出来ない構造の金物も確認していただきました。

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ホールダウン金物


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両引き金物


 取り付け箇所、使用金物、施工状況を確認しました。
上棟検査は無事に終了しました。

 現場の進捗状況は、屋根工事が完了。
外壁の下地、開口部サッシュの取り付け工事がほぼ完了しました。

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外観東側から
 
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外観西側から

今は内部の造作工事に着手しています。
この住宅の床は、杉無垢板厚さ30mmを使います。

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杉板の山

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2階床施工中(1階から)

杉の木肌はとてもやわらかく、素足で歩くととても気持ちが良いです。
この杉板は、長野県の南部にある根羽村のものです。

 今年の冬も昨年と同様に、比較的暖かな陽気で、現場を監理してる私としてはとても助かります。
でもやっぱり冬は冬らしくないと・・・
これも、地球温暖化の影響なのでしょうか?



 先日、2年半前にお引渡しをした住宅の検査に行ってきました。
私の事務所では、通常1年目の検査をしておりますが、施主の都合や
色々な事がありまして、やっと実現しました。

 完成後直ぐには不都合な所が無くても、1~2年使っている内に
床の軋みや、建具の建てつけが悪くなったりしてしまいます。
木造建築では、柱や梁を人工乾燥させた木材を使いますが、
生活形態(暖房方法などの違い等)によって、木材が収縮したり膨張したり
します。すると、前記した様な不都合な箇所が如何しても出て来てしまいます。
この様なところは通常、施工会社に無償で手直しをお願いしております。

 今回の検査はYさんのお宅でした。
とても大切に使っていただいている様で、建具の調整や床(杉無垢板、厚さ3cm)の軋み
2箇所程度で、大掛かりな手直し工事をしなければいけないところは、ありませんでした。

 完成時の検査では、当然まだ住んでいないので、生活感がありませんが、
今回の様な検査では、実際に住み始めていただいて、時間が経過してからの状態を
見る事ができます。すなわち生活の現場を見ることが出来ます。
設計をさせていただいた立場からすると、設計時の打ち合わせで、
色々検討していった結果を検証する場でもあります。
空間構成・空間のボリューム・開口部の位置や大きさ・家具のレイアウト等々・・・
打ち合わせ通りの所もあれば、そうでない所もあり、一喜一憂しておりました。
 



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野口大介
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男性
誕生日:
1966/05/09
職業:
建築家
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